Basisではすべての建物を「枠組み壁工法」で建てています。この枠組み壁工法は一般的にはツーバイフォー工法という名前で知られていると思います。
字の通り2×4インチなどの角材をベースにして住宅を作る工法です。
このように統一サイズで木材を使って枠をつくり、そこに構造用の合板を打ち付けて、パネルを形成します。このパネルを6面に使って作られる「箱」を基準として、横に繋げる・上に積み上げる・中を仕切る・窓を開けるなどして、住宅を作り上げていきます。
当社の建物は正確には2×6を使用しますがこれは厚みが増すことで強度が上がり断熱材の量を増やすことで住宅性能を向上させることが目的になります。残念ながら外観では見分けることができないです。
「ツーバイフォー工法」は元々カナダから伝わった工法で、優れた耐久性や高気密な住宅をつくりやすいなど多くのメリットがある工法ですが、丁寧に施工してくれる工務店を選ばないと、壁内結露により家が腐ることもあるようです。
ツーバイフォー工法は、元々カナダの寒冷地で年間暖房費を4分の1に削減することを目的として開発された工法です。
そのため高気密、高断熱、24時間換気、全室暖房ができる高性能住宅になるよう考えられています。
当時、ツーバイフォー工法は「R-2000」と呼ばれており、1985年にカナダから日本へ技術提供されました。
日本では「在来軸組み工法」という柱で組み立てていく工法で家を建てられる方が多いのが現状です。
こちらは日本の伝統的な工法ですが、金物を使用したり、ツーバイフォー工法のように面材を取り入れたりと、現在は在来軸組み工法といっても様々な種類が用意されています。
枠組み工法は面で支えるのに対して、在来軸組み工法は柱や梁などの線で支えることが特徴です。
開口部が広くとれるので間取りに制限が少ないのが特徴となります。
間取りに自由度が高いというのが特徴なんですね。
日本での新築木造住宅着工数は令和2年で在来工法は約78%、ツーバイフォー工法は約20%になります。
ツーバイフォー工法・在来工法との比較になりますが、私からはツーバイフォー工法のメリットをお伝えしますね。
・工期が短い
・耐震性や耐火性に優れている
・耐久性や耐風性に優れている
・遮音性に優れている
・高気密高断熱である
たくさんのメリットにうれしくなりますが、間取りの変更や後のリフォーム時には制約がかかることも想定されますので、このデメリットになる点もしっかりご検討ください。
当社では、規格住宅として間取りをご提案させていただいております。軽微な変更は可能なことも多いので、ぜひ気になる間取りが見つかりましたらご相談ください。